大造じいさんとガン

5年生のK君が

「センセー、月曜日テストがある。」

椋鳩十の「大造じいさんとガン」である。

 

教員時代、やったなあ、この授業。

大造じいさんとガンの残雪とのバトル。

最後は大造じいさんの囮のガンを助けるために、はやぶさと戦った残雪の姿に心打たれた大造じいさんが残雪を助けたという心あたたまるストーリー。

高学年担当が多かった塾長としてはお得意の単元である。

 

「センセー、俺、インフルエンザでここの勉強あまりやっとらんけん、どんな内容かもわからん。」

「よっしゃ、任せとけ。

あのなー、大造じいさんっていうのがおってなー、

なんかみぞおちのところに違和感があるけん病院に行ったら、

実は「ガン」やったという話じゃ。で、大造じいさんとガン」

「絶対違う。」

 

テスト頑張ってほしい。

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