数学って役に立つのか?

今日の塾長

「数学なんか、何の役に立つん?」

と聞かれることがある。

論理的な思考を育てるために必要だったりするのだが、そもそもそんなことを聞いてくるやつに、そんな事を言ったところで通用するわけがない。

いいだろう。

今日、まさにその場面に遭遇した。

娘から「弁当忘れたので持ってきてほしい」とのこと。

そう、中学1年生の数学の方程式の利用に出てくるあの場面。

「弟が先に家を出て、その後兄が追いかけて、何分後に追いつくか問題。」

家を出たのが今から10分前

自転車の時速を12キロに設定

原付バイクの平均速度を30キロに設定

よし、あとは計算任せたぞ、チャッピー

計算しますね。


状況

  • 娘さんは 10分前 に家を出た

  • 自転車の速度:12 km/h

  • 追いかける原付の速度:30 km/h


① 10分で娘さんが進んだ距離

10分=1/6時間

距離 = 速さ × 時間

12 km/h × 1/6 h = 2 km

娘さんは 2 km先 を走っています。


② 原付が追いかけて追いつくまでの時間

“縮まる速さ”(相対速度)
= 30 km/h − 12 km/h
18 km/h

かかる時間 = 距離 ÷ 縮まる速さ

2 ÷ 18 = 1/9 時間

1/9時間を分に換算すると

60 ÷ 9 ≒ 6.67分


答え

👉 追いかけ始めて約6分40秒で追いつきます。

楽勝だ。

そして結果は…

「25分後」

通勤時間で車は混むし、信号では止まるし、歩道は走れんし…

やっぱり役に立たんのかもしれん。

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