まあ、1年生なんかは数学90点でも150番を超えるようなテストですので、 あまり一喜一憂しない よう伝えてあります。
あ、ちなみに教室には成績票を持ってくるようにしてくださいね。
持ってこない場合は、勉強に関するアドバイスが全くできません ので。
よろしくお願いします。
で、もう次の期末テストまで1ヶ月もありません。
本日よりテスト対策授業を行っていきます。
1学期の期末テストって、実は一番テスト範囲が狭いテストなんですね。
他のテストが2か月分位がテスト範囲なんですが、1学期の期末テストはその半分です。
ということは 「めちゃくちゃ頑張ったら一気に成績がアップできるテスト」 と言えます。
実は、この 「一気に成績アップ」というのが大事 と考えています。
普段できない子にとって、良い点を取れたことは格別な体験となり、 「自分にもできるんだ」という自信につながります 。
たとえば、「クラスで一人だけ100点だった」「今までで過去最高の順位だった」というだけで、すごく自信がつくじゃないですか。
周りからも「すげえ」とか言われたりして。
先生とかからも「〇〇さん、今回は頑張ったね、つぎもがんばれ!」とか声をかけられたりして。
みなさんも、目をキラキラさせてきっと喜ぶと思うんですよ。
「じゃあ、次の休みはどこか美味しいもんでも食べに行こか」
なんて言ったりして。
そしたら、 本人も次のテストも頑張ろうとします よね。
「3桁にはもうなりたくない」
とか
「合計400はキープしたい」
とか。
そうなってくると、普段の行動が変わってきますよ。
「心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる」
っていうじゃないですか。
それくらい影響があるんです「一気に成績アップ」って。
じゃあ、具体的にはどうすればいいのか、というと
申し訳ないですが、「一気に成績アップ」って そんな方法はない んですよ。
仮に「100点を取る方法」があったとするならば、そんな方法すでにみんなに知れ渡っていて、みんなが100点取るわけで。
「この問題集を使ったら」「この塾に行ったら」「この方法をやったら」成績が上がるっていうのは、
正直言いますが「ありません」 。
そんな方法がもしあるんだったら、本書いてベストセラー作家になってますから。
眼の前にある教科書と、学校ワークと、プリント。
まずはそれを徹底して勉強するだけ です。いつも通りではいつも通りの結果しか出ません。
・ ワーク・プリントを完璧にできるようにする (ここで言う完璧とはその問題が出たら絶対に答えられるということ)
・ 数学や理科の計算は数字を変えられてもできるようにする (同じ問題を出すほど先生もアホではありません)
・ 単語や重要語句などミスせず正しく書ける こと
・ 教科書の隅々まで覚える
など、やらなければいけないことは多くあります(更に上を目指す子はこれに問題集もやらなければなりませんが)。
「ワークやプリントで見た問題はすべて答える」
それくらい慎重に、丁寧にやってほしいと思います(「ヤマが外れた」「出ないと思っていたところが出た」というのは勉強していない証拠です)。
こう書くと「そんなの無理だ」という子がいます。
そうですね、そう思うのであればきっと無理でしょう。
そこですでに諦めているわけですから。
必要なものは「自分はできる」という強い気持ち です。
今まで大きく成績を伸ばした子はその気持ちを持ち続けた子ばかりです。
できなくて泣きながら勉強したり、
とことんできるようになるまで塾に毎日勉強しに来たり、
100枚以上もある暗記プリントを5回もやったり。
以前も書きましたが、 頭の善し悪しは関係ない んです。
「やるか」「やらないか」
それだけです。
そしてその モチベーションを保ち続けられたのはご家族の力も大きかった と。
一人で勉強を続けるのってやっぱり大変なんです。
ご家族の応援もやっぱり大事です。
一生懸命勉強しているそばで家族がお笑い番組見てガハガハ笑っている。
その環境で勉強しろと言ったところで、果たして説得力があるかどうか。
せめて少しは配慮してあげてほしい。
「そう言われても、うちの子いくら言っても勉強せんのですが」
という保護者もいらっしゃるでしょう。
子どもの気持ちや行動を変えたいのであれば、
そしてそれがなかなか変わらないのであれば、
まずは周りが変わってみせるのも必要です 。
勉強を見てあげられる人は勉強を見てあげてもいいし、
あげられない人は勉強しやすい環境を整えてあげるのでもいいし
食事やお風呂なんかで応援してあげてもいいし。
なんでもいいので、 彼らの勉強を見える形で応援 してあげてほしいと思います。
応援してくれる人がいるから頑張れますもんね。
我が子の一番のファンは保護者です。
たとえ負け続けていたとしても、次は勝てるかも、と応援できるのはファンだけです。
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