中学1年生のKくん。
小学4年生の頃から塾に通っている。
入ってきた当初はどこかボーッとしていて、
やる気があるんだかないんだか。
勉強だって、自分から進んで取り組むわけでもなく、
まあ、なんとなく塾に来て、なんとなく帰っていく、
そんな感じの少年だった。
それから数年後、中学生になった途端、なにかスイッチが入ったようだ。
「センセー、プリントたくさん下さい」
と自分から言いだしてきて、とにかくひたすら問題に向かっている。
先日お母さんにも会ったのだが、
「どうしたんでしょ、突然」
と戸惑いを隠せない。
「まあ、勉強しすぎて困ることはないから…」
とだけ答えておいた。
なぜ突然そうなったのかは本人しかわからない。
でも、きっとなにか見つけたんだと思う。
勉強することの価値みたいなもんを。
みんながみんなこうだと楽なんだけどな。
未だに目覚めていない受験生もいたりするし。
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