この数日、学校では懇談会が行われており、通知表が渡されたようだ。
早速塾の方に持ってくる子もいて、ひと通り見てはアドバイスをすることにしている。
勉強ができるようになってほしいという願いを持つ保護者も多いのだが、にもかかわらず成績票を持ってこさせる家は少数である。
どんな名医でも
「なんか調子が悪いんです、治してください」
では治せない。
「朝起きたときから、なんか頭がフラフラして気持ちが悪いんです。胃もムカムカするし」
「どれどれ、見てみましょう…二日酔いですね。お薬出しておきます。」
という一連の流れがあってはじめて治療ができる。
治療をしてもらいたいところが具体的ならなおさら治療も早く取りかかれるわけで、治すほうはあらゆる手がかりがほしいのである。
それは勉強も一緒。
苦手な教科だけ治療すればいいのか、他の教科も治療が必要なのかどうか、どこを重点的に治療すればいいのか、それは成績票を見るのが一番早い。
本気でどうにかしたいのであれば、恥ずかしがらずに成績票のご提出を願います。
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