小学校のときは…

今日のシオン

保護者との会話でよくでてくるフレーズとして

「小学校のときは勉強できていたんだけど…」

というのがある。

まあ、大抵はその後に「勉強ができなくなってきて」っていう台詞が続く。

「いやあ、もっとできるようになりましたわ。がはは」

とはならない。

こうしたタイプはこのあと

1 途中で持ち直し、入試が終わる頃までには成績を上げていく

2 結果を残せず、低空飛行のまま

のどちらかになるのだが、経験上「2」のケースが多いような気がする。

結局、もともと勉強ができる子たちだから、直前の勉強だけでなんとかなってしまうケースが多かったりする。

テスト前日に要領よく覚えたりとか。

でも学年が上がっていくにつれ、そうした勉強は当然通用しなくて、低空飛行のまま飛び続けることになる。

もともとの頭はいいのかもしれないんだけど、勉強体力っていうやつがついていない。

2時間勉強するということが続かない。

中学校の勉強って正直それほど難しいとは思わない。

だけど勉強をし続けるっていうことが難しい。

さっき出てきた「小学校のときは勉強できていたんだけど…」の子たちを見るとコツコツ頑張る子が少ないような気がする。

今までやらなくて済んだから。

100メートルはめちゃくちゃ早いんだけど、持久走は全然だめ、そんな感じですね。

勉強は持久走。

そうした力も学習の能力の一つです、はい。

 

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