通知表の思い出

今日の塾長

先日、ネットニュースを見ていると面白い記事があった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181222-00010000-yomonline-life

最近の通知表はPCで打ち出されたものをもらってくるので、わざわざ回収する手間がない。

本当に羨ましい時代である。

 

通知表を作るのは本当に大変な作業であった。

まず、金庫から通知表を取り出し、成績の判子を押し、それが終わると所見欄。

僕が働いていた十数年前はまだ手書きが主流。

というか、上司が超アナログ世代なので、そんなものは許されず、ひたすら手書き。

修正ペンも使っちゃいけない風潮だったので、間違えたら砂消しである。

ときに消しすぎて穴を開けたことも何度かあった。

あまりスカスカだと、上司に怒られるのでそれなりに小さな文字でせっせと書いていく。

所見欄といっても、勉強の記録と行動の記録と特別活動の記録を書かなきゃならず、全て書き終えるのに3日はかかった。

だが、これで終わらない。

学年できちんと誤字脱字やおかしいところがないかチェックする。

そして次は教務主任へ、最終的に教頭のチェックを受ける。

大抵はちょっとええカッコしいの教頭が多いので、

「あー、ここの言い方は少し変えたほうがいい」

とどうでもいいことにチェックが入り、書き直し。

そして校長印をもらってようやく完成。

これだけ大変なことを1年に3回もやっていたのである。

しかも学年末は指導要録っていうのもあったりして、3月は地獄であった。

ようやく通知表の悩みから解放されたと思ったら、今度は我がこの通知表で頭を抱えるとは…

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