ここ数年、神奈川の学習舎マルスというちょっと変わった塾長のいる塾からこの時期になると贈り物が届く。
それが
「鳩サブレー」である。
みんなバラバラで来るので、来るたびに「これ、神奈川のちょっと変わった塾長のいる…」と説明するのが面倒なので、みんなの引き出しにそっと入れておく。
初めて見る子たちは「なにこれ?」という反応なのだが、
以前食べたことのある子どもたちは
「あ、うまいやつやん」
と大喜びである。
授業中も机の上の鳩サブレーにチラチラ目をやりながら
「ウー、腹減った」
「食べてもいいですか?」
と落ち着かない。
今日もM君が引き出しを開けるやいなや、「あ、うまいやつやん」と。
そして帰るときに、迎えに来たお父さんに、「ほら」と見せびらかす。
するとお父さんが一言、
「あ、うまいやつやん」
えー、うちの塾では「鳩サブレー」ではなくこれは「うまいやつ」です。
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