今日の授業中、ひょっこり若い女性がやって来た。
「やぁ、元気?」
「お、おぅ」
たしかに見覚えがあるんだが、どうも名前が出てこない。
授業中にもかかわらず、一方的に色々と喋ってくる。
髪の毛も茶髪だし、格好もすっかりオネーチャンだし、決して高校生ではない。
はたから見れば、
「センセーが個人的に親しくしているオネーチャンが仕事場に乗り込んできた」
と見られてもおかしくないシチュエーションである。
このままではまずい…
と思った途端思い出した。
Mさんである。
まあ、いろいろあって、ああなって、こうなって、今は元気にやっているようだ。
名前を思い出してほっとする。
まあ元気でよかった。
また、たまには顔を出して欲しい。
ほんとにたまにでいいので。
いや、毎日はちょっと…