昨日の夜、登場したのは専門学校へ通うY君。
成績が出たということでわざわざ持ってきた。
休みの日に「城」を見て「建築家になりたい」と決意し、幹部候補生とまで言われた自衛隊をそのまま退職して専門学校へ入学した、というわけのわからん男である。
成績を見せてもらったら、中学時代には考えられないほど優秀な成績であった。
どうやら本当に好きな道を見つけたようである。
「センセーの子供が家建てるときは建ててあげるけんのー」
嬉しい事を言ってくれるが、設計においてとても大事だと思われる数学の成績を十分知っているだけに
返事は控えさせてもらった。