自分が子供の頃になかった風習として「恵方巻き」というものがある。
ウィキペディアによると
「恵方巻は、太巻き(巻き寿司)を節分の夜にその年の恵方に向かって無言で、願い事を思い浮かべながら太巻きを丸かじり(丸かぶり)するのが習わしとされている。」
ものであるらしい。
少なくとも、僕が茨城に住んでいた10年ほど前まではそんなことやっている人は周りには居なかったから、全国で認知されたのはこの10年の間であろう。
酒飲みの僕としては夕食にご飯を食べる習慣はなかったりするので、1本食べるのは少々つらい。
だが、食べなきゃ良くないことが起きるかもしれないのでとりあえず食べる。
無言で
「なんでこんなことしなきゃならないんだ?」
と思いながらも
「なんかいいことがありますように」
とひたすら食べるのである。
今年の節分、家に帰ると太巻きがどーんと置いてあるではないか。
みんな夕食が終わったのにもかかわらずだ。
「ごはん炊きすぎた」
というニョーボ。
「近所でもらってきた」
というムスメ。
ということで太巻きがなんと8本である。
昨日の晩はニョーボと二人で頭を抱えてしまった。
結局、昨晩1本、今朝2本、昼2本を一人で食べるはめに。
確か家を出る前まだ残っていたような…