学校に務めていた時、どうしても受け入れられなかったものがあった。
「サンダル」
である。
学校にいく機会がある方はぜひ見て欲しいのだが、サンダルの着用率は多い。
スーツにサンダルである。
なぜスーツなのにサンダルなのか。
ジャージにサンダルである。
なぜジャージなのにサンダルなのか。
よくわからない。
どうしても個人的に受け入れられず、社会人になってずっとかかとのある靴を着用して生活してきた。
かかとが覆われていることへの安心感によって働いてきたといってもよい。
人生の半分以上を覆われて生きてきたのである。
ところが教室が2つになった途端、靴が2つ必要なことに気がついた。
今日教室へ行ってみると、靴がないではないか。
突然こみ上げてくる恐怖。
押し寄せてくる不安。
どこにも訴えることの出来ない虚しさ。
今日一日スリッパである。
どこにいくにもパタパタパタ。
何をするにもパタパタパタ。
別に問題はないのだが、なんかヤな一日であった。