保護者の方との懇談が続いている。
今回は例年よりも多くの方に参加いただいている。
今日、相談があったのは
「勉強しているのに、成績が上がらない」
というものである。
勉強しているのに上がらないのにはいくつか理由がある。
・勉強方法が間違えている
たぶん一番多いのがこれ。
定期テスト前にもかかわらず、ノートを必死でまとめたり、問題集を沢山解いていたりしませんか?
たぶん、それでは上がりません。
なぜか?
面倒だから書きません。
・そもそもそれほど勉強をやっていない
成績というのは、相対的なものであるから、他人よりいい成績をとらなければ上がりません。
勉強を1時間やったとしても、周りが3時間やったとしたらなかなか上がりません。
勉強を3日間やったとしても、周りが一週間やったとしたらなかなか上がりません。
・本当は上がっている
成績が上がるポイントがあります。
まずは勉強方法を変えたとき。
例えば、塾に入った瞬間は上がります。
ところがそれ以降なかなか上がるものでもなく、上がったり下がったりを繰り返します。
「やっているのに上がらない」というのは、ちょうどこの状態を指している場合が多かったりします。
ここでやめてしまうと成績は上がりません。
ですが、やっている以上、必ず成長は続けているわけで、いきなり20点も30点も上がるほうが稀だったりします。
1教科1点ずつ上がったとして5教科で5点。
5回テストがあったとしたら、最後のテストは25点上がることになります。
1教科2点だったら、50点上がることになります。
もし250点満点だったら偏差値が10以上上がることとなります。
「あーあ、国語2点しか上がらなかった」
嘆くのは早いような気がする。