嫌いな仕事の一つに「お金の計算」というのがある。
お金は決して嫌いなわけではないが、計算するのは嫌いだ。
そもそも若い頃は教員なんかやってきたもんだから、お金とはほとんど縁がなかった。
せいぜい画用紙を買ったりする教材費程度である。
それですら管理するのは嫌いで、年度の終わりに多額の学級費が残ってしまい
「このお金、どうやって使おうか」
と毎年頭を抱えていた。
そんな人間が商売なんか始めたわけだからこの時期は非常に大変である。
なんせ、扱う金額が、学級費のレベルではない。
ニョーボにある程度任せてはあるが、領収書をパソコンソフトに入力するレベルであり、最後の処理はこっちが行わなければならない。
画面を見てもあまり馴染みのない言葉が並んでいる。
中には漢字すら読めないものもあったりする。
去年確かに同じように申告したのだが、年に一度のことですっかり忘れている。
しかも、出てきた数字の意味がわからん。
先日から何度も税務署に電話をして、説明を受けて、電話を切ったらやっぱり意味がわからなくて、もう一度電話をして…という日々が続き、ようやく確定申告終了。
で、結局申告した内容をよく見ても未だにわからん。
そしてわからんまま、また来年を迎えるのである。
なんだかなー。