塾では先日より数学の授業の前に計算プリントを実施している。
内容は基礎・基本だけでできており、入試の問題の最初に出てくるような計算中心の問題である。
塾ではこのような問題を「必答問題」とよんでおり、間違いは決して許されない。
だが、なかなかこの手の問題も侮れない。
「センセー、絶対値ってなんだっけ?」
「センセー、『未満』って入るんだっけ?」
「センセー、扇形の中心角って、どうやるんだっけ?」
と「だっけ?」が続くこととなる。
おまけにそんな問題の中に「パーセント」なんか出てきた日には、もう半数近くがお手上げである。
もう教室の雰囲気が
「いかん、もう終わった」
となってしまう。
だがこんな1行問題でも、入試では2点。
5・6問正解すれば平均点の半分はとれる計算である。
一生懸命勉強するんだから、ミスしない練習も必要である。