中3生の模試を採点中、気がついた。
「あれ?、この子こんなに出来ていたっけ?」
こちらが持っていたイメージ以上に点数が取れている。
模擬テストである。
決してまぐれでとれるテストではない。
入塾当初から、
「とりあえず◯◯高校でええわ」
という気持ちが固く、こちらで色々声をかけても、
「とりあえず◯◯高校でええわ」
という子であった。
だが、この成績で〇〇高校はもったいない。
△△高校を十分狙える距離である。
「なー、この成績やったら△△高校にもいけるんやけど。」
その一言で表情が変わった。
今まで進路に興味がなかった子が自分の進路に希望を持ったようである。
「じゃあ、勉強頑張ってみるわ。」
この2年間で初めて聞くセリフである。
ぜひ頑張ってほしいと思う。
みんなが嫌いなテストにはいろいろな意味がある。
一つはこちらが学力を把握するため。
一つは今の自分の持っている力を知るため。
そして一番大事な理由が
「次の行動に活かすため」
明日は第1回目の統一模擬の返却日。
そこから何を学ぶかで、受験に対する取り組みが変わる。