昨日の夕方、帰ろうとしていた小学生に混じって、一人の金髪のアンちゃんが入り口に立っていた。
誰だろうとよく見てみると卒業生のH君ではないか。
中２だったと思うが、生活態度がムニャムニャになって、学校でもムニャムニャの様子で、当然勉強もムニャムニャになって塾をやめてしまった。
公立私立全て落ちたらしく、それでも高卒の資格をとろうと学校には通っている、という話は耳にしていた。
「オー、久しぶりー、で、学校はいっきょんか？」
「まー、いろいろありましてー」
「オーマイゴッ」
てっきりフラフラしているのかと思いきや、しっかりと親父さんのもとで修行をしているらしい。
自分で歩き始めている、それを聞いてすっかりうれしくなった。
表情からもそれなりに充実した日を送っているようだ。
今度ゆっくり遊びに来るように伝えて帰っていった。
何もみんながみんな同じ道を進む必要はない。
違う道に進んで成功したやつなんかいっぱいいるじゃないか。
ぜひ頑張ってほしいと思う。
とはいえ、今の受験生には
「みんな，高校に行くんやけんね。中卒では将来大変なんだからね。」
と言い聞かせるしかないのだが。
そこは大人の事情って言うことで。
