授業妨害

田植えの時期になるとたびたび授業を妨害するものが出てくる。
虫である。

「虫ィ?無視しとけっての」

と、親父ギャグをいう暇もない間に、

「ぎゃああああああああああ」

という悲鳴が起こる。
おそらく場所が場所だったら、すぐに警察に通報されて、あっという間に包囲されてしまうくらい大きな悲鳴である。
捕獲作戦か抹殺作戦を取らなければならないため、そのつど授業がストップしてしまう。

「センセー、何とかしてよ」

と毎年言われるが、うちは窓がないので、基本は

「君たちがドアを開けたら、きちんと閉める」

だけでいいんだが。
まあ、田舎だから仕方があるまい。
これからはヤモリも出てくるのでお楽しみに。

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