いよいよ明日は公立高校入試である。
前日ということもあり、家でゆっくり過ごしてもらおうかとも思ったが、こっちも落ち着かないのでいつも通りの月曜日になった。
とはいえ、特になにか特別なことをするわけでもなく、理科・社会を中心に黙々と解いていくだけである。
こっちも、もう何もすることができず、聞かれた質問に答えて行くだけ。
よく考えれば、この子たちに勉強を教えるのも今日が最後である。
入った時から何故か全員が男で随分と幼さの残る学年だったが、いつの間にか立派な受験生になっていた。
いろんなことがあったなぁと思い出しているうちに授業終了。
全員でキットカットを食べて、うちの守護神「ふくろうくん」の頭を撫でてから帰っていった。
どうか全力が出せますように。