勉強ができない子に共通することが幾つかあります。
そのひとつが「人の話を聞けない」ということではないでしょうか。
まあ,もちろん,人が聞かない話をする方にも問題はあるのかもしれませんが…
そういう子はせっかく目の前で説明をしているにもかかわらず,聞いていないんですね。
これは,話をしている方から見ればよくわかります。
例えば,問題をわれ先にとこうとしていたり,爪をいじっていたり,他に気をとられていたり。
一通り説明をして,問題にとりかかるのだが,当然できるはずが無い。
結局はもう一度説明を聞き直してからスタートするわけです。
明らかに無駄な時間を消費しているんですね。
それだけ練習する時間が減るわけですから,ここで差が出るのは明らかです。
大人の社会でも,仕事ができない人って,大抵は話がよく理解出来ていない。
「ここをしっかりと読めば,きちんと書いてあるでしょ」
と突っ込みたくなる人ほど何も読んだりしていない。
自分勝手に始めて,自分勝手に行き詰まっていたりする。
じゃあ,勉強ができる子が話を聞けるかというと,そうでもなかったりします。
ただ、そういう子とのちがいは、
「大事なところは聞き逃さない」
ということです。
どんなに騒いでいようと,
「ここは大事だからね」
というときには,きちんとノートを取ったりしています。
「人の話を聞く」というのは誰でもいつからでもできること。
それができるようになれば少しは変わってくると思うんだけどなあ。